
皆さんよく聞くぎっくり腰。経験のある方、周りになったことのある方いらっしゃると思いますが、
ぎっくり腰とは正式には急性腰痛症といい、突然発症する強い腰の痛みを指します。
それでは、詳しく説明していきます。
ぎっくり腰の仕組み
ぎっくり腰の原因は明確には解明されていませんが、腰の筋肉や靭帯に急激な負荷がかかることで発生します。重いものを持ち上げたり、くしゃみをしたり、ちょっとした動作で発症することもあります。
原因や症状、対処法について詳しく説明していきます。
どういったときになる?
日常生活での動作
●思い物を持ち上げるとき
特に腰を曲げた状態で重い物を持ち上げると、腰に大きな負荷がかかります。
●急な動き
くしゃみや咳、急に振り向くなどの動作で発症することがあります。
●不自然な姿勢
長時間の不自然な姿勢(例:前かがみ、座りっぱなし)も原因となります。
運動やスポーツ
●過度な運動
準備運動不足や無理な動きが原因で、筋肉や靭帯に負荷がかかります。
●突然の負荷
スポーツ中に急に方向を変える、ジャンプするなどの動作で発症することがあります。
その他の要因
●ストレス
精神的なストレスが筋肉の緊張を引き起こし、ぎっくり腰のリスクを高めることがあります。
●寒冷
寒い環境で筋肉が硬直しやすくなり、ぎっくり腰を引き起こしやすくなります。
症状
●急激な痛み
突然の激しい痛みが特徴で、動くのが困難になることがあります。
●炎症
腰の周りに炎症が起こり、熱感や腫れを伴うことがあります。
●動作制限
痛みのために姿勢を保つのが難しく、日常生活に支障をきたすことがあります。
対処法
初期対応
●安静
痛みが強い場合は、無理に動かさずに楽な姿勢で安静にします。
横になって膝を曲げると腰への負担が軽減されます。
●冷却
発症直後は冷やすことで炎症を抑えます。
氷嚢や冷却パックをタオルで包んで15~20分程度冷やします。

痛みが和らいできたら
●温熱療法
痛みが少し和らいできたら、温めることで血行を促進し、筋肉の緊張をほぐします。
温湿布や温かいタオルを使用します。
●軽いストレッチ
痛みが和らいできたら、無理のない範囲で軽いストレッチを行い、筋肉をほぐします。

日常生活での注意
●姿勢の改善
腰に負担をかけない姿勢をこころがけます。
重い物を持ち上げる際は、膝を曲げて腰を使わないようにします。
●適度な運動
腰回りの筋肉を強化するために、適度な運動を取り入れます。
ウォーキングや軽い筋トレが効果的です。
●コルセットの使用
腰をサポートするためにコルセットを使用するのも効果的です。

医師や整骨院での診察
●専門医や整骨院の受診
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の場合もありますので、病院や整骨院を訪ねてみてください。
早めの治療を受けることにより回復も早くなります。
そして、治るまでしっかり治療を行うことをお勧めします。
まとめ
ぎっくり腰は予防も大切です。普段から腰に負担をかけない生活習慣を心がけ、適度な運動で筋力を維持することが重要です。
わからないことがありましたら、当院にご相談ください。